医療機関の種別について

　精神疾患の診療を行う機関には、大きく分けて、精神科病院、一般病院の精神科等の診療科、精神科や心療内科の診療所（クリニック）の３つの形態があります。一部を除き、いずれも精神疾患全般について診療をおこなっていますが、それぞれ次のような特徴があります。

• 精神科病院…比較的軽い症状の方の外来診療から、かなり重い病状の方の入院治療まで幅広く対応できます。
  
  
• 一般病院……精神科以外の診療科があるので、身体合併症のある方が利用できることがあります。ただし施設や体制の制約から、一般に病状の重い方の入院治療は困難です。
  
  
• 診療所………入院はできませんが、数が多く、身近な診療機関として、また夕方以降に診療をおこなっているところもあるため、通勤・通学の帰りなどに利用しやすいのが特長です。