ひとりで悩まないで
 自殺の多くは、病気や障がい、慢性的な疼痛などの健康問題、倒産や失業、多重債務などの経済・生活問題、介護・看病疲れやいじめなど、 個人の自由な意思や選択の結果ではなく、さまざまな要因が複雑に絡み合い、「心理的に追い込まれた末の死」と言われています。
■仕事等の負担が急に増える、大きな失敗をする
 リストラ等で社員が減り、その分仕事の負担が大きくなって残業が続く、仕事で大きな失敗をする、意に沿わない人事異動による配置転換などは、大きなストレスを生み出します。
■自分にとって価値あるものを失う
 家族の死や大切な人との別れ、人間関係の不和、倒産やリストラによる失職、災害や転居といったできごとにより、自分にとって大切なものを失うことで、自分自身の存在基盤が揺らぎ、生きがいや希望が感じられなくなることがあります。
■周囲のサポートが得られない
 自殺は「孤立の病」とも言われます。職場や家庭で居場所がなく、心配なことや不安を他の人と分かち合えないと、孤立感が高まります。
悩みや問題を抱えているのにサポートが得られない状況では、“誰にどう相談していいかわからない”“誰にも頼れない”“周りに迷惑をかけられない”と自分自身を追いつめ、自殺を考えることになりかねません。
◆ぜひ相談してください
 また、出産や昇進など、一見、他の人には幸せに見えるできごとでも、本人にとってはストレスや大きな悩みとなることがあります。
自殺に追い込まれる危機は、「誰にでも起こりうる危機」と言えますが、適切な支援やサポートによって防ぐこともできます。

さまざまな悩みを抱えてお困りのとき、生きることが辛く感じられるときは、ひとりで悩まずに、ぜひ一度、相談してみてください。


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